週刊少年ジャンプ2019年29号感想
こんばんは、むいーんです。
今週の感想記事です。
◎鬼滅の刃
【個人的評価】☆☆☆☆★
遂に、遂に童磨の頚を討ち取りました。
まずは表紙ですが、実にカッコいいですね。特に炭治郎(本編にこれっぽっちも出て来ませんが)。
そして巻頭カラー見開きも素敵です。大きく写るしのぶさんの表情がGOODですし、躍動感ある伊之助とカナヲもいい感じです。
本編は回想からです。二戦挟まったことで結構ひっぱってきました内容ですが、ひっぱった割には拍子抜けすることも多い漫画界において、かなりインパクトのある内容だったかと思います。かつ突飛すぎない予想できる範疇にあったのも好感触です。そして内容から伝わるしのぶさんの覚悟というか、徹頭徹尾自分を駒とする冷静かつ冷酷な一面が伺えます。ベイルアウトを前提としたワートリキャラかのような凄まじさですね。
(野暮なこと聞きますがしのぶさんそのお胸で37キロってマジっすか)
そしてもう一点大事なのはカナヲの心情ですね。炭治郎のおかげで感情をしっかりともつことができたが故の葛藤が見事です。上司の命令だから、ではなくしのぶさんが大切だから言うことをきく、というのがやりとりからよく伝わってきます。『か』『勝て…』の吹き出しも実に秀逸ですね。形が他の吹き出しと比べると少し歪になってるのがわかるかと思います。師範に死んでほしくないから2人で戦おうと提案するんですけど、薄々そう簡単ではないことに気づいているから言い淀んでるんですよね。これが『キャラが生きてる』ってことなんだと思います。こういう小さいセリフの気遣いができるか否かで没入感が全く違うので、その辺りは吾峠先生の上手だなぁと思うところであります。
それをふまえて現在に戻り、戦闘の続きです。伊之助が罠かと疑うあたりも細かいながらいいですね。神視点ではなくあくまで伊之助の視点で描写ができている証拠です。頚を討ち取ろうとするカナヲに、再び師範の言葉が脳裏をよぎります。『カナヲが頚を斬ってとどめを刺してね』の台詞のしのぶさんの表情がもうたまんないっすね、目頭が熱くなります。死期を肌で感じながら、本当は自分が討ち取りたくてたまらないであろう相手の未来の仇を弟子にお願いすること、そしてその危険な任をお願いせねばならないこと、カナヲを置いていかねばならないこと、などが込められているであろう哀愁ある微笑みです。この作画は素晴らしいです。
しかしながら相手も上弦の弐だけあって負けていません。渾身の大技を繰り出しますが、それが菩薩モチーフってのが憎たらしいですね。宗教はあくまで自分が女を喰らうために設けたもので、天国も地獄もないと言っている男が繰り出す技の何が菩薩かと。そしてそれに対抗するカナヲも捨て身の技を繰り出します。恐らくカナヲにしか使えないであろう大技ですが、それでもギリギリ届きません。その最後の一押しは伊之助による機転の利いた投擲でした。これも伊之助ならではの攻撃だと思います。
しのぶさん、カナヲ、そして伊之助。誰が欠けても、そして他の誰でも成し得なかった勝利だと思います。正にタイトルにある『三人の白星』だと言えるでしょう。とても熱く見応えのある回でした。しかし、これまでの上弦は頚を斬っても粘った鬼が多いので、まだ安心できません。童磨をちゃんと撃破できているのかがわからない以上カタルシスはまだ味わえていないので、そういう意味でギリギリのところで評価を4としました。が、内容的にも描写や演出的にも文句のない回だったと思います。
◎サムライ8 八丸伝
【個人的評価】☆☆★★★
いやーまだぐだぐだ説明する回かよと、まあそんな読後感でしたね。いざ修行に入ると思って読んだのですが、三位一体がどうの言う割にはいまいちよく分からない。物語としての方向性も定まったようでやはりいまいち見えてきません。仮に侍と姫が出会ったとして、何から姫を守るのか?なんか宇宙を股にかけるスケールの大きさを1話から見せてくる割にはほんとにピンと来ないんですよね。もう少し近い目標を明かしてくれないと集中できなくなってしまいます。鍵がどうのこうのっていうのが一応本筋だと思うので、せめてその辺りの使者がいて、戦う必要があって、みたいな開示がほしいところです。
そもそも週刊少年ジャンプにおいてこの遅さは本来なら致命的なんですよね、それがネームバリューで許されているかのように感じてしまうのでどこか釈然としない。もちろんメインターゲットの少年に受けが良いならまだいいんですけど、ちょっとそうは思えない。来週センターカラーだそうですが、僕はそんなに面白いと思っていないのでどこか邪推したくなってしまいます。だってNARUTOの木登り、口寄せ、螺旋丸の修行はもっともっと面白かったですもん。このレベルで人気って言われても僕はおいそれと納得できない状態です。
台詞も前回書いたことそのままですが、説明口調がかなり気になります。『頭割れて棒出た』のところがすっごいもやもやきました。
散々愚痴ってしまって申し訳ないです。ただ今週の新キャラはいいと思います。ちょっと芋っぽいっていいますか、正統派美少女ではないのですが、こういう女の子のデザインは割と好みです。6話でヒロイン登場もだいぶ遅いですが、新しい関係性ができて物語が加速することを期待します。
◎チェンソーマン
【個人的評価】☆☆☆★★
まず驚いたのは掲載順ですね、まさかの3番目。流石に不自然なほどの大躍進なので、ストーンとのシャッフルではないかとも言われています。掲載順のシステムについてそんなに詳しくはないんですけど、元々予定していた掲載順が、原稿の上がる時間などによって入れ替わることがあるみたいで、それをシャッフルと言うらしいです。もっとも、昨今の新連載の中では最も勢いがある作品なので、あながちラッキーではないのかもしれません。
さて本編ですが、デンジくんのヤバさが極まってますね。人質をとって脅迫して相手に『糞野郎が…』と言われる主人公はそうそういないかも分かりません。その後の敵の高速攻撃は逆にさながら主人公のようなムーブでしたね。
しかし事態はそうとう厳しい展開です。映し出されている限り公安メンバーは死んでいるように見えます。頼みの綱のデンジくんも真っ二つにされました。ここからの展開は全く読めないです。そしてラストはマキマさんの復活?なんでしようか。突然の襲撃でしたし、躱していたようにも見えないので、契約している悪魔の力でしょうか。倒した敵の様子を見るに巨大な穴が空いてますが、どういう力なんですかね。雰囲気的にはマキマさんがラスボスなので、最後の嘘も相まって自作自演にも考えられますが、そうなると意図が読めない。楽しみなのですが、反面処理の仕方によっては盛大な肩透かしをくらいそうなので少し怖くもあります。上手いこと話を締めていただきたいです。
◎アクタージュ
【個人的評価】☆☆☆★★
新たな壁にぶつかった夜凪の探求回でした。まあ夜凪の理屈は分からないでもないが無理あるとは思うのですが、漫画ですからその程度のファンタジーには目を瞑りましょう。山頂で叫ぶシーンは夜凪らしさが出てていいですね。舞台編では成長しすぎた感が出てましたが、学校編を経ていい感じのキャラになったと思います。あとは『ふざけんな』のシーンはかなりいい表情してますね。アクタージュで画的に迫力を感じたことはあまりないのでグッときました。
あと新キャラも出てきましたが、話の感じからしてめんどくさそうなキャラですね。顔出し段階なのでまだなんとも言えないのですが、ちょっとくどい言い回しが斉木楠雄の明智を思い出しました。うまく扱えるでしょうか…?
それにしても墨字がプレッシャー感じてるかのような描写はちょっとガッカリですね。設定上はかなりの強キャラのはずなので、もう少し不敵な態度でいて欲しかったのですが。まぁ章が新しくなったばかりなので今後に期待です。
さて、心臓を貫いてめでたしめでたし…とはいかないようです。心臓が移動したというチート能力が出てきてしまいました。となるとやはり全員の力を合わせて、心臓以外を丸裸にしないといけない感じでしょうか。
そして最後のシーンですが、ずっと見守ってきたセクレだからこその重みのある台詞だと思います。冒頭の台詞も合わせて、なんというか愛の感じる台詞ですね。ちょっとぶっきらぼうなああいう感じのキャラ、デザインも含めて好きです。衣装もかわいいし。
といったところで次号は休載となります。掲載順は良好ながら下書き掲載も度々あったので、定期的に休載があったほうが少し安心します。最近だと葦原先生の件があるので、無理せずに連載してくれればと思います。
【個人的評価】☆☆☆★★
まずカラーページ。背景はすっごく綺麗だと思うのですが、キャラがちょっと雑っぽく見えますがどうしたんすかね。結構この漫画は一枚絵の魅力が高いと思っていたので少し残念です。
内容ですが、危険な実験シーンからですね。描写ではいまいち分かりづらいですが、ネズミを変異させたか殺したかしましたね。対鬼の毒でも作ってるんでしょうか。
その後はいわゆるキャラクターの紹介ですね。まあ概ねいいんじゃないですかね。ドンやギルダのスタンスと、アイシェの能力が描けていたと思います。やや冗長になりそうなシーンでしたが、ネバランにしてはテンポよく進んだ気がします。どうして言葉が分かるのに黙っていたのかは来週以降ですかね。引きもまあ良かったと思います。
ただ三視点の同時進行なので、来週続きとならない可能性も全然あるので、上手いこと整理しながら話をすすめてくれるか少し不安ではありますね。次はノーマン視点でもおかしくないし、鬼サイドの話かもしれない。処理の仕方によってはダレてしまうのでそこが一つポイントになると思っています。
◎トーキョー忍スクワッド
【個人的評価】☆☆★★★
構成は意外と忠実な感じを受けました3話。主人公サイドのキャラの紹介を兼ねた章が始まりました。エンが記憶力に優れている描写は前回にあったので、どこかで使うかと思ってましたが割とあっさりきましたね。前もって描写していただけ全然いいんですけど、先週の描写を背景にちょっと書くくらいの丁寧さがないのが少し気になります。
で、大琥の能力シーンは迫力あったと思うんですが、エレベーターであれだけ派手に暴れたのにエレベーターが目的地に到着するところでちょっと笑ってしまいました。なんというか、もう少しマシな描き方はできなかったのか。
上でもチラッと書いたんですが、描写の工夫があんまり感じられないんですよね。エンが記憶力を発揮しているシーンで『5つ目のファイルの8行目にありました』って台詞があるんですけど、全く必要じゃない情報をわざわざ言ってて、これって結局は『エンは記憶力がすごいからどこにあったかまで覚えているんだよ』っていう作者側の都合の表れなんですよ。それから敵の会社に潜入してから任務の内容を堂々と話しているのも、作者側のテンポの都合な訳です。何が言いたいかというと『キャラが生きていない』んですよね。ここを大事にできないと厳しいかなって思います。
◎ハイキュー‼︎
【個人的評価】☆☆☆☆★
全体的に良かったです。あの状況で東峰に上げなかったことがむしろ『疑っていない』っていうのが信頼の証ですね。そして影山らしさも出ています。からのサーブの時にやっていた弛緩法を全身で行なって、『仲間が重荷であった事があるか』のシーンで痺れます。そしてブロッカーと読者を騙すかのようなプッシュ!本当にこういう魅せ方が上手いです。ジャンプの本誌サイズだからこそ映えるコマの使い方でした。
あとは『2mなんてほいほい居る大きさじゃねえし』の台詞の後に百沢のシーンを加えて居るのがいいですね。ハイキュー‼︎は特に長期の連載でキャラが多いのですが、こういう読者への配慮があるので好きです。そのすぐ下の『ナイスカバー‼︎』も、西谷に言わせているので、読者に本当にいいフォローだったんだなとわかりやすく伝わるわけです。こういう丁寧さが長期連載の秘訣なのかと思います。
そして締めの一言も実に東峰らしくエースらしい一言ですね。何点獲ろう、ではなく『1点』獲ろうというところは、そのまま烏野らしさでもあるいい台詞です。かなり読み応えのある回でした。
◎呪術廻戦
【個人的評価】☆☆☆☆★
カラー最高ですね!なんという表情描くんでしょうか。お二人とも素敵です。
そしてページめくってのコマ割りが粋ですね。会話しているのがよくわかる構図ですし、アニメだと繋がりがあるのでこうはいかない、見事な表現です。背景はコピペかと思えばよく見るとかき分けてあるので、手抜きに見えて手が込んでます。会話内容もグッときます。野薔薇が本当にいいキャラしてて、罪悪感を覚える虎杖に『共犯ね』といえる強さと優しさが染み入ります。
で、3人揃って生還となりました。前回の引き的にまだ一悶着どころか五悶着くらいありそうでしたが、一旦は終着のようです。『帰るか』
のシーンめちゃエモですね。
そっからの電話のシーンがいいですね。誰かに聞かれている程で用件だけ伝えてるのがビリビリ来ます。歌姫さんの私服いいっすね。
その後の『言うな』の件もさいっこうでした。『レディの気遣いナメんな』がいい台詞ですし、久々の煽り前回宿儺もらしさが出てます。ですが何より虎杖でしょう。自分だってかなりメンタルキてるのに伏黒の心配ができるとは、なんていい奴なんだ…
最後、いい引きで終わりました。棘は?とも思いましたがここに来て味方のパワーアップですね。制度の関係もあるのですが、推薦人が東堂と冥冥なのがまたいいですね。ステージが上がって、次章も実に楽しみです。
◎ふたりの太星
【個人的評価】☆☆☆★★
やっぱり人間ドラマパートは結構面白いですね。キャラの関係性が結構好きな感じです。雰囲気というか、絶妙な距離感というか。ヒロインがやっぱりいい味出していると思います。
頭から3ページ目の3コマ目、右手の傷を見せる事で星のダメージの暗喩になってますね。
最後ですが、単に2人の時間が入れ替わっただけではないと思うのですが、どういうトリガーなんでしょうか。ともかく2人主人公は継続っぽい感じなんで、もう少し見ていきたいです。ただ何か迫力あるシーンや大きなカタルシスが得られるタイプの漫画ではないので生き残っていけるかちょっと心配です。
【個人的評価】☆☆☆★★
これまでヒロアカ世界で紡いで来た抑圧された社会への問題提起、というかなり高度なテーマでやってます。なるほど確かに『個性』なんて言う割には随分と重たい制限がある社会なんですよね。突如現代社会に異能が溢れたら、たぶんこういう歪な形態を取らなければならないだろうというある種の説得力があります。そして敵対敵の戦いなので、この問題提起をどう納めるのかかなり気になります。
あとは『悪い事してねェ奴は謝んなくていいんだよォ…』の台詞がいいですね。良くも悪くも特殊な言い回しだと言われていますが、ハマるときはかなりハマるので、このまんまで僕はいいと思います。
展開ですが、ちょっと予想と違いました。最後はえりなが創真の料理を認めて、数年後2人がゆきひらの厨房に立ってる、みたいな締め方だと思ったのですが、たぶんそれは読者の理想であって、創真の理想は不敵なえりなの復活だったんですね。
そして決着もあえての描写無し。まぁぶっちゃけエッグベネディクト丼が地球上に無い品足り得るかというとそんなことはないと思ってましたし、その結果をボカしたのは一種の逃げでもあるんですが、まぁ話の流れとしてはこっちのほうがキレイかなと思います。
天守閣のおはだけはちょっと期待はずれですね。とりあえず画的に期待されていたのは全裸バージョンだったはず。そこは外さないで欲しかったです。まぁめちゃくちゃ言ってますけど。
そして話の続きというよりは、後日談がギガに載るようです。こちらも楽しみにしたいと思います。
【個人的評価】☆☆☆★★
扉絵、めちゃんこポップですね。重厚なタッチが特徴でもあるストーンですが、こういうポップさも出せるのは素晴らしいですね。内容も内容で、子供も楽しめる感じだと思います。島編が始まった当初のホラー風といい、引き出しが色々あって飽きないですね。
そしていかにもストーンらしいハイテンポの展開でした。ラボの奪還と追手の撃破、そして金銀の絆、やはり見所満載です。最後のページ、千空の科学パワーに加えてやはりゲンがいい働きをしてくれます。本当に頼もしい。そして女性陣の顔芸 笑。銀狼もゲス面とイケ面をみせてくれたこともあり、表情もこの作品の見所ですね。
◎ビーストチルドレン
【個人的評価】☆☆★★★
いやぁ試合しないっすねぇ…
やっと入部まで行きましたが、もう少し圧縮できなかったものでしょうか…。勿論主人公や部長のキャラを描写するのもいいんですけど、もうちょっと巻かないと埋もれていきそうです。部員の描写も無いので、没入感もあまりなく、大丈夫でしょうか。
ただ空くんだけ漫画を間違えたかのような驚きのいい人っぷり。友達のためにあそこまで泣けるんかコイツ…。今んとこ彼がこの作品の砦だと思います。まあちょっと異常ではあるんですけど、いいキャラメイクが出来ないわけではないので、部員の紹介が受ければまだ頑張れそうです。
【個人的評価】☆☆☆☆★
まあこんなもんじゃないですかね。今のジャンプの読者がキン肉マンのことをよく知っているはずもないでしょうし、下手にストーリーをやるよりかは、ある程度名が知られているキャラを出し、代名詞である必殺技を出し、というところで読み切りとしては十分の出来だと思います。
ストーリーもまあ大したことはやってないんですけど、内容を知らなくてもいいような適切な説明と、知らないでも楽しめる熱さは備わっているように感じました。
◎僕たちは勉強ができない
【個人的評価】☆☆☆☆★
さて、引っ張った…というよりはそんなに出し惜しみしてた感じもないんですが、メインヒロイン2人(または3人)の出会いの話です。
かなり人と距離をもっているように描写されている理珠が文乃には打ち解けているのは、憧れがあったからなんですね。そして同時に、心理学を学びたい理由も、『ボードゲームに勝ちたいから』という少し弱い理由だったのにも裏があった(というより補強したんだと思いますが)ことがわかりました。
理珠は自分に自信がなくて、そして自分にないものを持っている文乃が羨ましい。一方の文乃も自分にないもの(おっぱい)をもっている理珠を羨ましく思っているのがいい対比になっています。
そして現代に戻り、文乃に嫉妬してしまう自分に自己嫌悪する。どこまで自覚しているかはさておき、2人を遮ったシーンは結構ラブコメ力高いですね。
まぁだからって受験生がサボんなやって思ってはしまいましたが、ここから成幸が救って、いよいよ恋心を自覚する流れとなるか。理珠ならその胸の内をちゃんと文乃に伝えそうなもんですし、それをうけて文乃がどうでるか。不穏な引きですが来週も結構楽しみです。
【個人的評価】☆☆★★★
個人的には全員が復活した時が1つのカタルシスだと思っていたので、こんなにあっさりと戻るのは残念でした。いや結構話数使ってるんですけど、そうじゃなくて描写的にあんまりにもあっさりすぎてなんだかなぁと。
理屈としてはまぁわからんでもないですがね、でも雪崩を追い詰めて解除して、みんなでボコボコ☆って流れじゃないと溜まったヘイトが回収しきれないと思います。
キュンキュンの件もなぁ…。そりゃあのメンツですしどうしようもないんですけど、あんまり腑に落ちない。愚痴ばっか言ってますけど狭霧とか好きなキャラなんで活躍してくれたのは良かったです。来週は仲居さんサイドかな?
◎最後の最遊記
【個人的評価】☆☆☆★★
前回の引きが全く活きない始まりに愕然とはしましたが、全体的にエステルの掘り下げとしては面白かったです。少年漫画的な熱さはしっかりしていました。『だったら私がリンリンになれない理由は一つも無い‼︎』のシーンはグッときました。
あと戦闘は見やすいですし画の力強さもあります。これでテンポがよければここまで追いやられることもなかったかと思うんですけどね。縁起でもない話ですが、来世以降もちょっと期待しようと思っています。堀越先生や葦原先生は短期打ち切りを経験しての大ヒットしてるんで、その辺りは頑張ったほしいです。もっともこの作品の寿命もまだわかんないすけどね。
◎神緒ゆいは髪を結い
【個人的評価】☆★★★★
こっちはちょっと厳しそうですね…
おそらく後々までとっておく予定だったキャラとか展開の先出しなんでしょう。かなりの急展開です。二重人格があるのでファンタジー路線なのはまあわかってましたけど、こうもオカルトチックな話になるとは思ってませんでした。それにあくまで鍵斗くんは一般人なので、こういう世界創るのはどうなんでしょう、上手く機能するんでしょうか。
あとエビちゃんの株がだだ下がりでした。元々の性格は黒メインだった訳ですし、黒のほうとむしろ幼馴染なのではないのか?黒側ガン無視なのは結構モヤモヤします。ただ最後の口ぶり的に白がいなくなることで何かもっと良くないことが引き起こされるような言い回しなので、まだ何か隠されているかもわからないので、そこは来週以降を待ちましょう。
鬼滅の感想がやたら長くなりましたね…
長くなりすぎないように頑張ります
それではまた