Jump'in日記

主に週刊少年ジャンプの個人的感想についてのブログです。アニメ、ゲーム含め気ままに更新していきます

週刊少年ジャンプ2019年31号感想


今回も遅くなり申し訳ありません…。
週刊少年ジャンプ今週号の感想です。


【個人的評価】☆☆☆☆☆

最近のストーンは科学パートが船で一通りの終着を見せたので、面白いながらもどこか盛り上がりに欠けるかなと個人的に思っていたのですが、久々にストーンらしい良回来ましたね〜。

巻頭のカラーですが、やはり見開き1枚絵は本当に強みですよね、分業の中でもトップレベルの画力だと思います。しかし仮にも1話ではストーリーの中心だった大樹くんが遠くないですかね…。

ちょいと脱線しますが、よく『主人公大樹じゃなくて千空かよwww』『主人公交代させられたか?』みたいな論調をネットで見るんですけど、その真偽はさておき1話で主人公を大樹に寄せたのはトリッキーながら展開の誘導としてはこの上ないのではと思います。というのも、この話の核であり終着点は『謎の石化光線を解明し文明を復興させる』という非常に壮大なスケールのものなんですよね。で、これだと読者的には面白そうだけどデカすぎかつ曖昧で、ちょっととっつきにくさがあるんです。そこで読者にもわかりやすく、『好きな娘に告白する』という作品としての1つの到達点を提示して大樹をメインに添えたんだと思います。なので壮大さを損なわずにわかりやすさや親しみやすさが表れています。本当にどっかのSF侍作品は見習ってほしい…。

さて、本編は前半から情報が多いですね。巻頭なのもあってカラー後最初のページで簡単に状況を説明し、その次からイバラへのヘイト、アマリリスの覚悟とキャラクター、コハクで1ネタかましてからのモズの底知れなさ、これを数ページで丁寧な画で行なっているのは本当に素晴らしいです。大きめのコマも多いのに、役割を考えて構築されているのでムダなく頭に入ってきます。

その後の科学パートでまた素敵アイテムが出てきました。他作品だとご都合になりがちなシーンですが、製作工程が示されているので全くご都合感がないのもストーンの強みです。そのアイテムをコハクが気づかれずに入手するのは少し無理があると感じなくはないですが、その後のコハクのシーンがかわいいのでどーでもいいです。コハクの中身を知っていてあの赤面ポーズはかなりのフェチズムを感じます。ゲングッジョブ。

最後のシーンはまさにストーンの真骨頂ですね!目的の為に科学アイテムを作る引き!ドローンは、製作難易度的には車やケータイに劣りそうですが、現代でも割と最近の技術かと思うのでかなり近づいてきたなぁと思いました。後は画の力が本当に凄い!カットインのような千空のコマと原始の島をドローンが飛ぶイメージ。千空のセリフも相まってかなり力強い見開きです。俄然来週が楽しみですね。



【個人的評価】☆☆☆☆★

扉絵なんですけど、伊之助がちょっとギャグ調に見えるのがもったいないなぁって思いました。デッサンとか詳しいことはわからないんですけど、口元かなぁ?

今回は色々な陣営を見せてくれました。まずは炭治郎組ですが、戦い終わってしばらくあって、少しは休息できたみたいですが、やはり傷が簡単に癒える作品ではないので、このまま次の対戦までいけるのか…。ただ2人とも先を見据えていていいですね。
カラスの報告がちゃんと3人で撃破したことになっているのは大事なところです。これにより鼓舞されたことだと思います。

次の視点は伊黒、蜜璃組です。上弦の肆、鳴女と会敵しました。空間の能力はやはり強いですね。伊黒さんも言ってますが、煩わしく厄介でもあります。蜜璃ちゃんの切り込み隊長的な部分と、冷静で分析しようとする伊黒さんは思いのほかいいペアだなと思いました。伊黒さんの視点での上弦の情報が挟まれていてよかったですね。また蜜璃ちゃんが上弦弐の撃破報告に鼓舞されていますが、とてもしのぶさんより年上には見えない 笑

鳴女はおそらくこの城の鍵でしょうし、能力の関係もあって積極的に殺しにはいってないのと、蜜璃ちゃんの性格とで結構コミカルな戦いになっていて面白かったです。これだと伊黒さんがかばって、みたいな展開はなさそうかなぁ。で、面白なと見ていた矢先、再度視点が変わり悲鳴嶼さんと無一郎くんのパートです。この2人が無惨目指して進む中分断され、無一郎くんが上弦壱と対面…!この引きはかなり熱かったですね。痣発症者の中では最も強いのではないかとも思う無一郎くんですが、相手はバッグボーンがやばそうな剣士。柱最強だろう悲鳴嶼さんとも別れてしまいタイマンとなりましたが、大丈夫か…?そしてそのまま進む悲鳴嶼さんの先には無惨でしょうしそっちも大丈夫か…?



◎ワンピース
【個人的評価】☆☆☆☆★

ワンピにしちゃかなりテンポよかったですね。

冒頭はレイリーのくだりを回想してくれました。大長編ですし最近は結構このへんも気を使ってますよね。からの修行はやはりカットですが、兎丼を一周して何か掴んだでしょうか?

クイーンがなかなかクレバーな提案しましたね。前回の『おしるこを…』のところはこれを思いついた感じなんですかね。そこから一撃加えましたがまさかのマム復帰。視点が移りながらだったのでトータルでの時間はかかりましたが描写上では引っ張りすぎずいい時間で解決したかなと思いました。しかし四皇幹部の渾身の一撃を不意打ちで受けて尚あの耐久力は尋常でなく、流石四皇というか流石マムというか…

とはいえここで仕切り直しとなりまして、一旦は解決になりました。あとは雑魚ばっかりなんでルフィがバシッと解決して、あの牢の奥の話をやってくれるでしょう。あるいはまた視点が変わるかはわかりませんが、マム参戦からはスムーズに進んだのでかなり満足です。



【個人的評価】☆☆★★★

前半は鬼側の描写ですが、どいつもこいつも仮面を被っている上描写が少なく飛び飛びなので、ドッザだのプポだのギーランだの言われても全然覚えられないんですよね。だからあんまし話についていけない。そのへんのケアに関してはこの感想ページで何回か書いてますが、回想を挟んだりしながらわかりやすくしてほしいと思います。今週のワンピとかがそうやってるんですけどね。

それからエマとレイのほうに話が切り替わりましたが、レイは最後の最後で脱落となりました。なんというか、主人公の魅力がイマイチ伝わってこないので(あるいは伝えようとしすぎているせいか)、エマばかり特別感出されても個人的には面白くないんですよね。口ばかりなんだもん。

勝手に友好的に思ってましたが、エマを喰おうとする意思はあるんですかねぇ。だとするといいなぁって思ってるんですけどそんなわけないんで、あまり期待しませんが、どう懐柔するでしょうか。



【個人的評価】☆☆☆★★

対悪魔戦もいよいよ大詰めですね。ユノの見立ては前回の感想で自分も考えたことですが、やはり心臓にはダメージが通るんでしょう。それを与える為に各陣営がまとまりつつあります。

合体魔法炸裂で目下の危機は絶たれました。メレオのセリフはめちゃ格好いいですね。彼女らしい。らしさで言えばチャーミーのセリフもですが 笑
セリフでいえば、後半のユノの『一点突破バカ』の悪口に対してアスタの返しが『多才イケメン』で全然悪口になってないのが面白かったです。

さて、ヤミのほうも準備ができたようで、会心の一撃の体制に入りました。そもそもこの世界に突入したのが悪魔の登場前で、回想なども挟みつつだったのでややスローで冗長にも感じてきましたが、そろそろ決着の時も近そうですね。



◎呪術廻戦
【個人的評価】☆☆☆★★

まずは人気投票の結果ですね。1位と2位が相当僅差になりましたがなんとか虎杖が首位となりました。2位が伏黒です。正直五条1位だろうなと思っていたので、意外ですが、虎杖はかなり好感の持てる主人公だと思っていますし、主人公が作品の顔としての地位をキープできたのもよかったと思います。正直時期が時期なら釘崎4位も狙えたようにも思います。メインの一年トリオとその先生がトップフォーだったらいいなと思うので、はやくも次回の人気投票が楽しみです。ちなみに個人的に応援していた伊地知さんが23位でもう少し上でもいいのになぁって感じでした。

本編は唐突な過去編ですね。今回はキャラクターの整理と状況の提示なので特に進展はないですが、五条と夏油がまぁ仲良くやってますなって感じはしました。あとは五条が漫画としてクズなキャラなんじゃなく等身大でクズなのが個人的には好感でした。どっちが悪者やねんと 笑

あとここで五条の過去編やっちまったんで、マジでハロウィンで退場もありそうですね。これだけチート極まってる男ですが、夏油曰く封印なら出来るような感じですし、どうなるんでしょう。

さて、最後はようわかりませんね。護衛と抹消…。天元と適合するまで護って同化させるみたいな感じでしょうか、来週を待ちましょう。



◎サムライ8 八丸伝
【個人的評価】☆☆★★★

 冒頭からして読者に読まそうという気があまり感じられないんですよね。座標とか濃度だとか小難しい話でSF感だそうとしてるけどもっも描写で導かないとただ雰囲気だけ作るのは素人のやることじゃあないかと思ってしまいました。それが後半布石として活きてくるならいいんですけど、違うんだろうなぁ。

アンもイマイチキャラ的に掴みづらいんですよね。失敗しがちだから暗くて閉じこもっちゃうならまだしも強がるってのはどうなんだ?ただ全体的にキャラクターが集まってきたらナルト感を(感じることが成功かはおいておいて)感じるようになってきたので、そこはいいかなと思います。

最後の引きは流石に美しいですね。見事なまでの八丸との対比を大ゴマでやってくれました。師匠がつきっきりなので戦力としては問題なさげなんですけどそれじゃああんまりなんで、八丸に強くなってもらって姫と合わせて敵を撃破としてほしいです。



◎僕たちは勉強ができない
【個人的評価】☆☆☆☆★

テストの内容は成幸や文乃たちが考える理珠のいいところを答えよみたいな感じかなぁと思ってましたが、文乃視点の長文問題とはなるほど納得ですね。

理珠が文乃に憧れるより先に、文乃は理珠に救われていたんですね。理珠の先生に毅然と反論できる一面は前々回の理珠視点での回想でも描かれていましたし、理珠がはっきりものごとを言える姿勢も、反対に文乃がどこか流されがちなところも、これまでの描がけていた部分だったので、設定の唐突さも感じませんでした。あたためていた話なんでしょう。

さて、理珠が文乃を救うこととなった蛍のシーン。蛍は短命の象徴です。直前の文乃のモノローグ『もう どうでも…』からすると、文乃が自殺を考えたかまではわかりませんが、少なくとも自分の意志を殺そうとしていたんだと思います。その話を覆す理珠のセリフで蛍が逃げていったということは、その文乃の命(意志)が短命でなくなった=文乃を救ったという暗喩的な表現になっているんじゃないでしょうか。ちょっと無理矢理な気もしますが、そういう演出だと感じました。だとしたら巧い。

そしてその話を聞いた文乃の目に光が点ります。この時の表情かなりいいです。回想内でのそれ以前は真っ黒で、自分の行く先も見据えていられなかったのだと思います。ここは対比としてわかりやすいいい表現ですね。

話の終着点も変に外そうとせずよくまとまったと思います。今になって気づく祖母の想い。今週のベスト表情は理珠が嫌いだと嘘ついたときのばーばのとこすかね。理珠のために苦しい嘘をついた悲しみの表情が素晴らしいです。

ラスコマですが、今回のエピソードで成幸への恋心を自覚するにはちょいと弱い気もしますがね…。いい意味で文乃が目立っただけにそこに繋がるのはもうちょい後か、成幸の良さをもっと印象付ける必要があったかなと思いますが、全体としての理珠編は割とうまくいったかなと思います。



◎トーキョー忍スクワッド
【個人的評価】☆☆☆★★

思っきし電気使って戦っていたのが気にはなりましたが、構成としてはやっぱり王道というか、真っ当なんですよね。よくあるパターンはボスを下手に強くしてテンポが悪くなってアンケがのびない、だと思うんですけど、五十嵐撃破から解決までこの回で描き切ったのは評価点だと思います。

五十嵐の能力はまんま君麻呂かつ君麻呂がかなりの強キャラなんで、めちゃめちゃ弱いなぁって思いましたけど、特に因縁あるキャラでもなく言ってしまえば味方陣営のアピールのために負けるキャラなので、作中で強いと思われている点と個人の能力の低さとで、ご都合感なく話を進められたかなと思います。

雷撃のシーンも画としてのパワーはあったかと思いますし、今週は(それまでとの相対的な見方なのはさておき)よかったんじゃないでしょうか。まぉあれだけやったら一般職員も迷惑だろうよとも思いますけど。

締めも大琥がエンを認めるところまでやったので、案外構築そのものはシンプルでいいと思います。台詞回しもやや気になりますが、意外としつこく続く作品になるかも…?とちょいと思いました。



◎アクタージュ
【個人的評価】☆☆☆☆★

ハッタリうまくなりましたよね。僕は全然演技に関して詳しくないので、夜凪のランクアップは終始なるほどなぁと思って受け入れられました。花子がわかりやすくしてくれる点もあるんですかね。登場から間がないですが既にいいコンビだなと思いました。

王賀美も武光もいいキャラしていると思います。お互いが夜凪のことを想っている。王賀美が律儀に待ってるのは意外におもってましたがこいつはなかなか好感がもてますな。それと天知の変わり身っぷりも面白い。

最後はちょっと難癖つけられそうなシーンですけどね。作中でも言及ありますし、そもそも制服でずんずん登山している時点でファンタジーなので、『雨の下山とか危ない!子供が真似したら!』みたいなことを言おうとは僕は思わないです。下山までいけば王賀美はどうリアクションするか、相手サイドの進展はどうか、気になる作りです。



【個人的評価】☆☆☆☆★

コベニちゃん無双…!遠方からやってくるコベニちゃんなかなかのホラー感がありますね。襲撃シーンでコベニちゃんだけやられ姿がなかったので何かあるかなぁと思っていましたがここまでやってくれるとは!蛇を回避して抜群のアクション!デンジくん拉致の危機はなんとか脱しました。個人的に無能感が漂っていた荒井くんの株が上がったのもいいですね。

コベニちゃんがこのあいだの非礼をちゃんと詫びたのもよかったですね。ただその後『姫野先輩に会ったら』がなんとも切ない…。きっと辞められないんだろうな…。

最後のマキマさんもさびしげですよね。ラストのコマ、表情がうつってないからこその哀愁がある。なんかアングル的に鼻先とかがうつってないといけないんだと思いますけど、それが削がれているぶんの不自然さがさらにいい味になっていると思いました。

この回で『マキマさんラスボスじゃないかも…』と思いました。なんだか重荷を背負いすぎた女の子みたいに見えてきましたね、人気投票したら3位以内に入りそう。そして以前ピンチの中特異4課が同一指揮下になりどうなるでしょうか。



◎さよならマヌケな誘拐犯さん
【個人的評価】☆☆★★★

よくある読切だなぁって感じです。

まず大筋にひねりがない。悪い男がステキな女の子によって心を動かされるってのは王道なんですけど、主人公が善に転がりきれていないかなって思うんです。主人公は本当に悪いヤツで、彼女と出会って心を入れ替える、ではないんですよね。主人公は境遇から仕方なく小悪党になっただけですし、だからカタルシスとしては不十分かなと。そしてその割には彼女を救うために自首するほどのメンタリティでもない。そりゃあ警官相手に無双したら撃たれても仕方ないだろうと。ここで一度捕まった時、自首するつもりで彼女を手放すって言って解放したのに撃たれた、とかならまだわかるんですけど、描写がちょいと中途半端だったかなぁ。

その後のオチも最初のほうでわかってましたしねぇ。大オチだけは僕は想像してなかったんですけど、だからこその感慨も大してないような。あっそうなんすかって感じで感動まで昇華出来ていないかと思います。画も良く言えば味がありますが迫力系のパワーはないので、せめてそこである程度のハッタリが効けばなぁと。面白くなかったわけじゃないけど色々と不十分な印象でした。



◎ハイキュー‼︎
【個人的評価】☆☆☆☆☆

ハイキュー‼︎らしい神回、来ましたね。こっちが巻頭の話でも全く遜色ないと思いました。

冒頭、影山の言葉を思い出す日向のシーンからです。稲荷崎戦の頭で日向がジャンプして打つの忘れた時の台詞ですね。自身は阻まれエースが決めた形ですから、日向としては悔しいでしょう。このシーンの下でブロッカー陣が東峰褒めているのもいいシーンですね。

観戦の大人組の戦術的な話で思ったんですけど、やっぱり空中戦ができることが『小さな巨人』の1つのポイントなんですかね。星海は言わずもがなですが、和久南のエースもブロックアウト狙うのが上手くて『小さな巨人』言われるとこにいましたもんね。となると日向もゆくゆくは武器として欲しいところですね。今後もずっと影山がセッターとは限らない訳ですから。それにしても『解説お兄さんだ!』のシーンめっちゃ好きです 笑

星海サービースエースのとこは迫力がありますね!何ってコマ割りと構図が凄い!エース入れるコマが右ページに大きく進出しているので勢いとスピードがよく伝わってきます。漫画は静止画なので、スピード感出すには守備側に『速い…!』とか言わせないと表現しきれない部分があるんですけど、このコマ割りと、守備側の表情で説明しているのが見事だと思います。それに対する『いちいち動じてらんねえよ』のキャプテンがまた格好いい!

僕の中での基準として、星5評価をするかどうかに『唸るかどうか』ってのがあるんですが、あの大ゴマはもう普通に『うわぁぁぁ!!』って声出ましたからね 笑
日向がブロックを掻い潜る術。マイナステンポ+ドンジャンプ。音駒戦でドンジャンプが成功したので、完成したと僕は思い込まされていたのですが、最初日向はオープンではなく、速さと高さを両立しようとしていたんですよね。それで失敗して影山に冒頭のセリフを言われたんですけど、本来はそこが完成系な訳ですな。話の組み立てがしっかりしているので唐突感、ご都合感が出るわけないのが凄いですね。飛ぶ前に鷲匠監督を描くのもにくい演出ですし、何より画の迫力がピカイチです。昼神くんがいい顔してますな。日向の何としてでもブロックを破ろうとする猪突猛進な姿勢と、それに張り合うようにトスをあげる影山が本当にいいコンビだ。小さく写るツッキーもいい顔してます。

で、今回のタイトルが『再挑戦』なんですけど、冒頭の影山の台詞がでてくる話のタイトルが『挑戦者』なんですよね。ハイキューはこういうタイトルの繋がりが多いんですけど、ちゃんと話が管理できいるってことでもありますし、作者の漫画への真摯な態度がよく伝わります。僕は今回、この記事書くために単行本出して確認して気づいたんですが、こういうタイトルの繋がりとかは気づきにくいので、周回して読み直したりしないとわからないことが多いんです。ただ裏を返すと『何回も読んだのにまだ発見がある』ってことにもなりますし、そういう仕組みに気づくと『あぁ買ってよかったなぁ!』って思えるので僕はこの手の仕込みは大好物です。

さてここまでくるとブロッカー陣は日向に意識を割かないといけませんから、駆け引きがもっと高度になります。やはり烏野は日向が囮として機能してなんぼですからね。反撃の兆しが見えてきて、この先も楽しみです。



【個人的評価】☆★★★★

僕の望んでなかった通りになってしまった…。いやわかってたんですけどね、こうなることは…。

この後に及んで雪崩逆ギレはもうまじでしょーもない。主張が1ミリも理解できない同情できない。他人のためと言いながら自分本位すぎてヘドが出る。ヘイトこれだけ貯めたんだったら惨めに負けろや。まぁこんな無茶苦茶な話してるザマはたしかに惨めでもあるんですけど、結局救われちゃってるからなぁ…。あとプールサイドは放置ですか?

そのせいで真ん中あたりで幽奈さんが告白紛いのことしてるのに気づかないほどでした。これはちょっと意外ですね。もちろんちゃんとした告白ではないんですけど、幽奈さんは最後に告白すると思っていたので、これで千紗希ルートが見えてきたでしょうか…?実質この2人のどっちかだと思うので、ここはちょっと気になるポイントでしたね。



◎ビーストチルドレン
【個人的評価】☆☆☆★★

やあっと試合してくれたのでひと安心です。

テンポの遅さはともかく今週の話だけ考えるならまとまりあってよかったと思います。女マネを出して画面に華を添えたのと、解説役として説明しやすい土壌作れたのもいいですね。

途中先輩がめちゃめちゃいい事言うんですけど、あれガン無視したのはちょっと気の毒でしたね。最初は硬いんだけどアドバイス効いて真価を発揮する、みたいなほうが先輩もちゃんと活きてよっぽどいい描き方だと思うんですよ。こう書いて思い出したけどハイキューの日向の青城戦初戦がそうでしたからね、マネするならこういうとこ真似してほしいっすね。

最後のシーンも、前回の流れとしては速さを活かして『なんだこのチビは…!』ってさせるところですよね。詳しくはないですけどこの場面ってボール持ってる側がタックルする必要ないですよね?だったらタックルへの憧憬は次回でもよかったんじゃないかな…。掲載順等で巻くとしたらそれはそれでちょいとおそいですしね…。



◎神緒ゆいは髪を結い
【個人的評価】☆☆☆★★

近年類を見ないレベルでガラッと変わりましたな。ここまでのジャンル変更するとは思いませんでした。ただやはり画の迫力がすごい活かされていると思います。

まぁ占いのくだりは結構置いてけぼりくらった感じはしますね。あんまり頭に話が入ってこなくて、この辺は前々回くらいからだったんですけど、やっぱりこの段階での設定羅列は厳しいっすね。

後半のホラー感は好きです。ジャンルの転向の是非を判断する段階ではまだないですが、引きも良かったですし個人的にはアリかなと思います。久しぶりに次週楽しみだなって思いました。



◎ふたりの太星
【個人的評価】☆☆☆★★

いきなりドベ2かぁ、キッツイなぁ…。

内容もずっと人間関係というか、星の生き方にフォーカスがあたっていて、設定のファンタジーは置いといて真っ当にやってるんですけどね。将棋漫画が将棋しなきゃいけない理由もないっていうか将棋漫画っていう認識からしてどうなんかっていうか。

今週もね、僕は面白いと思いましたよ。太が星と張り合うところとか、イズミと星の交流とか。イズミが変なポーズするとこもシュールな笑いがありましたし。何より最後、自分の名前を名乗るところ、自身のアイデンティティーとか色々考えさせるシーンだったと思うんですよ。

ただ打ち切りレースとして考えるなら、相撲がもうすぐ円満みたいで競合枠も多いですし、なんとか生き残ればじわじわ回復するかも?ただテーマ的に将棋で何を目指すかの提示がなくて2人の関係性メインで進行しているからテンポをあげようがなく、このスローな感じがダメな人にはもうずっとダメだろうし…。推移を見守りたいところです。



◎最後の最遊記
【個人的評価】☆☆☆★★

こっちも応援したい枠なんですがドベ1は流石に浮上しきれないなぁ…。

戦闘シーン好きなんですけどね。終息したに見せかけた互いの不意打ち攻撃のシーンはおおっ!と思いましたし、先生がエステルを認めるところもカタルシスがありました。ただ敵を逃したのはこれだけやってまだ禍根残すのかとは思いましたが、あの男そのものにはヘイトが溜まっていないのでカタルシス的には問題ないかなと思います。煽り合いも良かったですし。

さて、新章突入だそうで。そこで巻き返し…になるかはわかりませんが、下手に転がして失敗するよりかはこの『割と好き』が維持できるレベルにはしてほしいです。