Jump'in日記

主に週刊少年ジャンプの個人的感想についてのブログです。アニメ、ゲーム含め気ままに更新していきます

週刊少年ジャンプ2019年27号感想


みなさんこんばんは
むいーんです。

週刊少年ジャンプ今週号の感想です。



◎トーキョー忍スクワッド
【個人的評価】☆☆★★★

新連載第三弾ですが、読了した素直な感想は『苦手だなぁ』って感じでした。

ストーリーの展開は王道もいいとこで、世界観の説明や主人公の活躍はキチンとしていたと思います。分業していることもあって画の迫力も十分あったと思います。
ただ、ドラマは少し弱かったかな。主人公の仁がほぼ初対面のエンをあそこまで強く肩入れするのにもう少し強めのエピソードがあったほうが盛り上がるように思いました。

で、苦手だと思った理由ですが、ちょっとパロディの仕方が好きでないんですよね、首相のシーンの描写とか、ちょっと悪意ある感じがなんとなくしますし、メイウェザーやビーバーも個人的には滑ってたかな。
あと主人公のいかにもな設定も合わなかった一つですね。立ち振る舞いはしょうもないけど実力や設定は一流、みたいなのはなろうあたりのトレンドなんでしょうが、ネオの即死もありましたし今の読者層にうけるのかな?自分はちょっとキツかったです。露骨なエロ系シーンもなんだかなぁ…

ただ、前述のように1話としての要素要素はちゃんとおさえられていますし、アクションもスタイリッシュだったので、今後に期待はしています。そしてこのジャンプで再び忍者がブームを起こせるのか、注目ですね。



【個人的評価】☆☆☆★★

伊之助の過去が明らかになりましたね。
ちょっと単行本持ってないので伏線があったかどうかは確認できないんですが、週刊で追っている自分にはちょっと唐突に感じてしまいました。とりあえず温めておいた設定が組み込めそうだからここに組み込んだ、みたいな感じがしてしまって…。だからって悪いわけじゃないんですけどね、こういう設定の仕方だって全然ありだとは思います。

あれだけ激昂していたカナヲが伊之助の出現によって冷静になりつつあるのがいいですね、あのままでは上手く戦えなかったでしょうし、対童磨のポイントの一つとなりそうです。

しっかし童磨はやばいっすね…本当によく煽る。こういうキャラは大笑いしながら他者を貶すのがテンプレだと思うのですが、童磨はニタニタしながらやるから尚のこと癪に障ります。

そして生前の記憶があるというのは鬼としてはレアですね。もちろん作者のミスリードの可能性もありますが、猗窩座戦みたいな感じではなく貯めたヘイトを一気に解放してカタルシスを味わわせてくれることを期待します。



◎ワンピース
【個人的評価】☆☆☆☆★

ついに麦わらの一味が暴れ出す!
やっとかぁという感想もありますが、それでもやはり感情が高ぶりますね。最近のワンピースはどうにもあっちこっちの描写をされて登場人物も多いせいか、だれてしまっていたのですが、ようやく物語が一つにまとまりつつあり、かつ引きが引きだったので今週はかなり満足です。また散り散りになる気配はありますが…。

そしてまさかのキラー。特に説明はないのですが先週までの描写で何があったか一目でわかる。本当にスマイルは恐ろしい。
…ワンピースの世界でキラーの笑い声ってそんなに可笑しいか?と思ってしまったのは僕だけじゃないと思いますが 笑

タイトルも秀逸ですね。勿論キッドとキラーのことを言っているのだと思いますが、絶対冒頭のゾロとサンジも多少意識していると思います。こいつらのコンビ好きなんすよね。

で、驚異の引きです。メタ的に見ればマムは現時点では味方になってくれるのでしょうが、いつ何がどうなるかわからない爆弾としてすごい機能の仕方をしていますね。ここ数週はずっと面白い調子になりそうで楽しみです。



【個人的評価】☆☆☆★★

見開きのカラー、好きです。週刊連載中だとちょっとした荒い絵でも何かと叩かれがちですが、本来こういう一枚絵は相当上手いっすよね。

本編ですが、遂に『七つの壁』が判明しました。先週までのグダグダさからあんまり期待している作品ではないのですが、時空間の物理的限界はなるほど、確かに『七つの壁』だと納得できました。

である以上この先の展開もある程度納得のいく出来になっているとは思いますが、ちょっとグダグダしすぎたのが効いてきてますね…もうちょっと巻いてほしいのが本音です。

ページ数的にこちらにあわせてしまいますが、特別出張の『お約束のネバーランド』、相変わらず面白く読めますね。2ページ目のキレキレのツッコミのエマは直近のジャンプにない属性なのでとても楽しいです。



◎サムライ8
【個人的評価】☆☆☆★★

正直微妙だな…と思ってずっと読んでいたのですが、4話にしてやっとまあまあ面白いかなって感じになりましたかね。

個人的にはキャラクターが弱いかなって思います。素直に好きだと言えるのが今のところダルマしかいない。お父さんがちょっとねぇ。過去に色々あったんでしょうし、八丸の境遇的にもちょっとおかしくなってもしょうがないとは思うんですが、言われるまま名乗った相手に対して『オレは何も話す気はない!』ってのはないでしょうよと。八丸も相手の地雷踏むようなこと言っちゃうし。最もそここそがリアルな感じがするのも確かなのですが。ナルトもそうでしたけどそういう醜い部分というか、そういうの岸本さん得意ですよね。ただ今のところ僕にはそこがプラスに転じるまでいってない感じです。

ただ、最後のコマはいい感じです。これも岸本さんらしい言い回しな気がしますが、1話のキャラ付けが云々ってセリフを踏襲した形で締めたのは個人的に好感触です。ストーリーが動くなら次でしょうか。なんだかんだ言って楽しみではあります。



【個人的評価】☆☆★★★

決して面白くなかった訳ではないんですが、あんまり進んでないな…って感想でした。勿論真リヒトの強さを描写する必要はあると思うのですが、どう考えても読者にはそれで終わるはずがないと思ってしまう訳で、この一撃が後々意味を持って悪魔を撃破することになるのかなとも思うのですが、今週だけの描写ならあんまし評価できない感じはします。



【個人的評価】☆☆☆★★

こっちは逆にめちゃめちゃなテンポですよね 笑
てっきり今週はコハクの改造計画で九割使って最後の方で次の展開の布石置いて終わりかなって感じだったのですが、敵幹部や組織のある程度の紹介、キリサメの戦闘シーン、衝撃のキスシーンと数コマ振り返って見事に分かりやすい生存者銀狼のシーンと詰め込みが凄いですね。

しかしコハクと千空の空気感が凄い好きです。仮にも主人公とメインに近しいヒロインのキスシーンがこうもなんともない感じになるのかと。

あとはキャラがちゃんと生きてるのが本当に凄いですね。ゲンがマジでキレッキレで、しかも口八丁による活躍なのでキャラぶれが一切ない。村の時点でずっとメンタルコントロールと口のうまさだけで活躍し続けられてる作者の引き出しが素晴らしいです。また最後の希望が、ビビりで、欲深く、けれども仲間想いの銀狼なのがいいですね。そしてディスアドがあったとはいえコハクが圧倒されるレベルの敵がいる中、船内の最高戦力がどうなってるかにも注目ですね。

まあコハクにもう少しスポット当てても良かったのになぁという贅沢な理由から☆3にしました。



【個人的評価】☆☆☆★★

敵連合、いいキャラしてますね。
前回までのトガちゃんとトゥワイスの掘り下げがいい感じになっていたので、これからのコンプレスや荼毘の掘り下げが楽しみです。氷使いに対峙した時のリアクションといい、合宿編で轟と対峙した時のリアクションといい、どうも轟の血縁者説が匂わされていますが(ミスリードされてる気もします)、その辺りが早く知りたいところです。

あと、氷使いが『死ぬのはそっちだ蒼炎』ってセリフがあるので、荼毘の本名が蒼炎なのかなって少し思ったのですが、前々号で彼は『蒼炎の使い手荼毘』とも言っているので、蒼炎が本名ってこともないんでしょうね、単に相手を煽るのに異能の名前で呼んだだけなんすかね。

最後の『起きた、最強。起こせ、災厄。』の煽りいいっすね。センスある。



◎ビーストチルドレン
【個人的評価】☆☆☆★★

てっきりユキトの正体バレはもう少し引っ張って劇的な感じにするかと思ったのですが冒頭であっさり回収しちゃいましたね。

で、2話もうちょっと動いて欲しかったですね。比較対象としてどうしてもハイキュー‼︎が出てくるのですが、あちらは1話で高校入学までいきましたが、こちらは2話まるまるかけてやっと高校入学ですからね。どのみち入部の段階でも一悶着あるんでしょうし、最近のジャンプのトレンドを考えると序盤のスローテンポはかなりマイナスだと思います。

とはいえオチはうまいこといったというか、僕も騙されてしまったので、展開の仕方によっては全然成ってもおかしくないでしょう。



◎僕たちは勉強ができない
【個人的評価】☆☆★★★

うーんあまりにも今週は強引というか、ご都合が過ぎましたね。 成幸が追ってくるところがもうやば過ぎ。明日とかでいいじゃないの。で人から隠れるためにトラック乗るんか?え?マジで?ってな感じで。元々古橋は5人の中で1番好きなので彼女パートなのは良かったのですが、それだけに雑な展開で後半楽しめませんでした。古橋さん自覚したら化けると思いながら全然そこまで至らないので…。
ただ『甘ーーーい』の件は素直に笑いましたし、オチ前の左門風作画も好きなので、コメディとしてはまあ及第点っすかね。



◎呪術廻戦
【個人的評価】☆☆☆☆☆

仮にもヒロインのはずなんですが、本当に野薔薇さんカッケェっす…!それにしてもイカれた表情に笑ってしまいます。

で、『痛みだけでは虎杖悠仁は止まらない』のシーンの勢い、インパクトと謎の説得力、素晴らしいですね。確かに虎杖ならそうかもなって思わせるこれまでの描写と、画も含めた勢い。こういう漫画最近ないのでなんか新鮮ですね。

そして真骨頂はそのあと。2ページまるまる使った贅沢な説明シーンで展開なんか分かりきってるにも関わらず見開きの黒閃がなんとカッコいいことか!思わず唸りました。
これ、かの『もしも』回でも思ったのですが、先というか、行く末がどうなるのか予想できるのに面白いって、とんでもない才能だと思うんですよ。ものすごい新人ですわ。

そして最後のとどめもカッコいい。やっと野薔薇にまともな勝ち星ですかね。伏黒も含めこの3人強くなったなぁ。ただこのまますんなりいきそうにないのが呪術廻戦。どうなる。



◎ふたりの太星
【個人的評価】☆☆☆☆★

僕の感性はあんまり当てになりませんが、これは面白い!というのが来ましたね。生き残って欲しい。

星のほうがめちゃんこいいキャラしてますね。飄々としているようで芯が強いというか。『俺が将棋指したら』のモノローグもいい。なんだかスクワッドの感想と矛盾してるように思われるかもしれませんが、描写的に感情移入しやすいのが違うんですかね。こっちのキャラはかなり好きです。ヒロインも一昔前によくいた感じのキャラですが歩道橋んとこのシーンでいいなって思いました。

将棋の描写がほとんどないですが、なかなかジャンプで大成できないジャンルだけに、人間関係メインで進行しているのは好感触です。2人で対局する将棋なのがちゃんと活きてもいるのでアリだと思っています。

気になるのが、出てくる脇キャラがどうにも個性が強すぎるところですかね。ここの使い方と受け方によってはどうにも転びそうなので、キチッと締めてほしいですね。



◎ハイキュー‼︎
【個人的評価】☆☆☆★★

今週は昼神君の掘り下げでした。
ただキャラとしてのパンチがあんまりないので、あらそうくらいのテンションでしたね。稲荷崎戦は双子は勿論、角名にアランにキャプテンにとキャラの強さが一つの売りだと思っているのですが、今の所鴎台戦は星海しか目立ってないのでちょっと物足りなく思っています。

が、後半ちゃんと盛り上げてくれるのを知ってるので、そんなに不安視せずに見ています。これからどうドラマが展開していくのか、楽しみです。

漫画的には『腹いっぱい…』の後のコマが巧いですね。あのシーンで昼神君の視界がパッと開けたようなのが見事に表現されています。古舘さんのこういうとこ好きです。



◎アクタージュ
【個人的評価】☆☆☆☆★

僕はあんまりぽっと出の強キャラって好きじゃないんですよ。どういう作品であれ後半になればなるほどインフレが進み強いキャラを出さないと話がつまらなくなってしまうからやむを得ないんですが、後から出たってだけでそれまでのキャラを噛ませにしてしまう、みたいなのですね(ワンピみたいにあらかじめ伏線が張られていればいいんですけど)。

ただ王駕はキャラクターがいい感じなので、苦には思いませんでしたね。あるいは下手に理由付けしなかったからかもしれません。なんかわからんけど凄い、ってのが逆にリアルな気がしました。あとは噛ませになったのは夜凪だからかもしれません。これで千世子が噛ませになったらしらけたかもしれないですね。アクタージュってそういう舵取りが結構上手な気がします。

最後の引きもいいですね。夜凪のセリフが熱い熱い。最初扱いきれるかと思った天知のキャラも今の所掻き回し役としてちゃんと機能しているので、ダブルキャスト編、滑り出しはかなり好みです。



【個人的評価】☆☆☆★★

僕はあんまりぽっと出の強キャラは好きになれないので、雪崩くんは好きになれないですね。

展開としては冬空くんが強すぎるから弱体化させよう、という形なので完全な強キャラではないんですけどね。ただ味方が全然強くないのでヘイトが溜まるばかりで気持ちよくないんですよね。今までのゆらぎ荘のヘイトの貯め方と締め方を考慮すると、こういうキャラを倒した時のカタルシスがあんまり気持ちよくないので、この章に入ってからはあんまりなぁって感じがしてます。

ただラブコメとしては、タイトルにもなってる幽奈さんがメインヒロインとしてずっと進行している一方で、修学旅行編から今回含め千紗希ちゃんがヒロイン力を加速度的に上げてきているので、どうなるかという感じはあります。もっとも幽奈さんは幽霊なので、ちゃんと成仏して千紗希ちゃんルートが全うな道なんですよね。ただ世界観的にはなんでもあり得そうなので、幽奈さんが転生とか、実体化とか、じゃなくても属性を超えた恋愛とか、幽奈さんルートの終着点も無くはないので、そこは少し気になります。



【個人的評価】☆☆☆★★

うーん、アキとパワーの共闘が見れると思ったのでそこは少し残念でしたが、構成は思い切ってますね。センターカラーもらっているとはいえ決して打ち切りレースの安全圏にいる訳ではないに関わらず贅沢なアキの能力説明回。コマの使い方が巧いので冗長に感じませんでした。

しかし展開としては相当しんどい。戦力が次々とやられてしまった訳で、敵の目的にもよりますがこれもう無理ゲー。普通の漫画なら援軍が来ることも期待できるのですが前回でそれを潰してしまっているのが面白いところです。ここでご都合にならないように解決するのってかなりのハードルだと思うのでうまくまとめてほしいところです。唯一の魔人であるパワーちゃんが残ったのはどういう意味なんでしょうかね。敵勢力に加入するのだと少しコウモリの悪魔戦と被るので微妙に思うのですが、どうなるのか。まぁデンジくんが目覚めてなんとかしてくれるのでしょうか。

ところでパーカーちゃんのデザイン好みでした。



【個人的評価】☆☆★★★

あと3話…ここが一番衝撃でした。まあおそらくラストバトル足りうるこの一戦のカードとしては申し分ないでしょう。タクミや司との再戦とか気になるのですがまあそういうことなんでしょうか。

で、BLUE編に入ってからのえりながかなりちぐはぐなので正直救ってくれともあんまり思えないんですよね。今までちょっとずつ変わってきたえりなが、尺の都合もあったのかもしれませんが逆戻りしてしまって、うーんと。囚われのヒロインだった頃から成長した訳ですし、せっかくなら自分でトラウマを払拭して、完全体えりなとして創真と対峙して欲しかったです。

物語の着地点としては、①えりなに美味いと言わせること、②創真が誰かと結ばれること、の2点が必要だと思っていたのですが、えりなはともかく創真側がえりなないし田所ちゃんにおちるように思えないのが引っかかりますね。ただ最終回と共に重大発表があるそうで、銀魂のように移籍して少し続くのが予想されているので、そちらでまとめていくのかなと思います。個人的には『食戟のソーマダークネス』を是非スクエアでやってほしいところです 笑



◎神緒ゆいは髪を結い
【個人的評価】☆☆★★★

新キャラ出てきましたがこういうキャラはあまり好きではないです。いき過ぎた思想を持ってるからヤバいやつ、ってなるんですけど途中まで正論じゃないですか。もし思想がねじ曲がってなければ普通に相手の方が優秀ですから、相手ではなく主人公を選ぶ理由として、ヤバいやつだから正論言っててもダメってのは根本を有耶無耶にしているというか、ご都合に感じてしまって入り込めないんですよね。

ただ最後のシーンは素直にいいなって思いました。今まで散々トラブルによって鎖がとれる展開をやってきたので、白側が自分から鎖をとるのは対比として巧く機能したと思います。掲載順が危ない位置ですし、ラブコメも飽和気味ですが、まだ戦えなくはないのかなと。



◎最後の最遊記
【個人的評価】☆☆☆★★

世界観と設定はずっと好きなんですよね。画もいいと思いますしホラーの演出も巧い。もう少し人気が出てもいいのになぁってずっと思っています。地味なんですかねぇ…。

展開としては遅いってのはわかるんですけどね。エステルの戦闘シーンはあるし敵勢力も出てきた訳ですけど、状況整理と人間関係描写が大半なので、そしてその割にはエステルと関係が深まったようにも見えないので、現在の掲載順もあってもう少し畳み掛けてもよさそうです。ただ仮にこの章で打ち切られたとしてもうまいこと作品として締まりそうな気はしないでもないですが、そうなると1話のカラーページのとこが引っかかりますね。せめてあそこまでいかないことには。しかしいこうとするにら時間が…と。ただ前述のように好みの作品なので素直に応援はしていきたいです。



まだ勝手が掴めていないので、次回からはもう少し端的な感想になるかもわからないです。

読んでいただきありがとうございました。
また次週もよろしくお願いします。